パンドラの塔〜君のもとへ帰るまで〜
「少女を蝕む獣の呪い・・・13の塔に棲む獣の肉が彼女を救う」獣化の呪いにかかったヒロイン・セレスを救う為、主人公エンデが『十三訃塔』と呼ばれる魔物の巣に挑む、純愛冒険物語である。

「オレイカルコスの鎖」と呼ばれる鎖を使ったアクションが魅力の、“ヒロインにグロイ肉を食わせる”アクションRPGです。

エンデ様らぶ♪(誤

敵を拘束したり、ハンマー投げのように投げ飛ばしたり、壁にぶら下がったり、スイッチを操作したりと多彩なアクションが行える鎖と、近接武器(大剣、双剣、槍、杭打ち機)を駆使し、塔の最上階にいる“主(あるじ)”の肉を持ち帰るのが目的。

拠点となる監視塔でヒロインらと暮らしながら12の塔を順番に攻略していくことになるのですが、“主人公が塔に行っている間にヒロインの獣化は進む(犬猫的ではなくモンスタァです)”ため、画面左下の獣化ゲージを見つつ、こまめに戻らなければいけない。
一気に主までたどり着くのは難しく、ザコ敵が落とす獣肉をちょくちょくもどって食わせなければならない。

しかしこれがグロイ!紫色した脈打つグロイ肉をほおばるヒロイン!獣化が進んでると、ちょっと服がはだけ(破れ)たりしてて、でも半分獣化してて“グロエロイ”('-'*)

犬猫化する獣化ならカワイイんだけど、なんか・・・ナメクジ?みたいなネトネトした触覚とか生えたりしてグロイ。

グロイけど、普段はかわいいセレスを救う為奮闘するエンデ。主肉を食べるたびにセレスを襲うフラッシュバックが謎を解く鍵となり物語は進んでいきます。


ボス戦
塔のボス“主”との戦いは、弱点である主肉(露出してます。)に対して、鎖でしかダメージを与えられず、鎖の扱いが勝敗を左右してくる。
最初の塔のあるじは弱点丸出しですが、次第に“工夫しないと弱点が見えない”主が出てくるようになり、初対決では戦い方が分からず苦労するようになっていく。
たとえば、「背中に弱点があるけど、常に主人公に対して前を向き、背後に回らせてくれない」主とか、「弱点がぐるぐる体中を回っている」主とか、「複数生えているトゲ?を引きちぎり、当たりを引かないと弱点を攻撃できない」主など。


その他、武器の強化や合成、ヒロインとの触れ合いなども楽しい。
wiiリモコン(+ヌンチャク)での操作性も良好。3D(飛び出すやつではなく。)だけど、グルグル視点を変えられるタイプではないのでクラコンのほうが操作しにくいかも?

気になる点は、ボス戦中も獣化は進んでいく為、時間的に厳しいわぁなとこ。倒し方分かってれば余裕で間に合うんですけども。運が絡んだ主戦はつらかったわ(^^;

あと、はしごの上り下りに関して。近くに立ってスティックをはしご側に倒すと自動で掴まるんだけど、このせいで誤って掴まりやすくなってるのが問題。上ったり降りたりしやすかった。ボタン操作で掴まるようにしてくれればよかったのに。


ラストストーリーや、ゼノブレイドと並ぶ名作RPGです。